大阪市西区・南堀江法律事務所のブログです。
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横浜の法律事務所で、男性弁護士が刺殺されるという事件がありました。離婚事件に絡んで恨みを買っていたとかいう報道もありますが、真相はよくわかりません。
約3年前には、大阪の法律事務所で女性事務員が殺害されるという事件がありました。(そのときの記事 旧ブログ)
このときは、事件が大阪で起きたせいか、従業員に危害が加えられたせいか、大阪弁護士会の内部でもかなり危機意識が持たれました。弁護士の協同組合の中では、防犯用の催涙スプレーや盾を専門業者から大量に買い入れようかと言った話もあったと記憶しています。
今回は、弁護士本人が殺害されながらも、私の身の回りでは意外に騒ぎになっていないように感じています。弁護士自身は自分で身を守るしかない、と割り切っている弁護士が多いからかも知れません。
私自身の話でいうと、幸いにも、身に危害が加えられるような経験はありません。
離婚事件で妻側についていて、裁判所の廊下で相手の夫に詰め寄られたことはありますが、せいぜいその程度です。
あと、直接私に関わるわけではないですが、先輩筋にあたる弁護士とスナックで飲んでいて、事情は深く知りませんがその先輩弁護士を恨んでいるチンピラのような男と居合わせたことがありました。
そのチンピラが先輩弁護士に絡んできて、酒も入っているせいか次第に昂ぶってきて、先輩弁護士に詰め寄り、殴りかかるような勢いを示し始めた。
先輩弁護士はバーボンのグラスを置いて眼鏡を外すと、平然と「殴れ」とのみ言いました。
チンピラ相手に、激昂してみせるのも、弱みを見せるのも、相手を昂ぶらせるだけで逆効果だから、この対応は正解だと思っています。
その至近距離にいる私も、一応平然を装って見ていました。それでもチンピラが本当に殴ってきたら、昔、少林寺拳法をかじったときに習った「受け」で防げるように、右腕の脇を締めておきました。受けが間に合わずに先輩弁護士が殴られてしまったら、そこはガマンしてもらって(そのへん無責任ですが)、警察に電話できるよう、左手でポケットの中の携帯電話を探っておきました。
そのチンピラは、殴ってきませんでした。殴るぞと言っている人は、実際には滅多に手を出してきません。
しかし、それと裏腹に、本当に刺す人は黙って刺しにきます。横浜の刺殺事件も、詳しい状況はわかりませんが、いきなりに近い形で刺しにこられたようです。
とにかく、私たちは時に恨みを買い、時に刺されることもある事柄を扱っているのだということを改めて認識し、気を引き締めていきたいと思います。
そして亡くなられた我々の同業者の冥福を祈ります。
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