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大阪市西区・南堀江法律事務所のブログです。
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7月のこの時期は、裁判所が8月の「夏期休廷」に入る直前のために裁判が立て込んで慌しいゆえでもありますが、私自身にとってネタとして興味をひかれるほどの事件がなかったゆえでもあります。
 
ということで、日々の事件とは別に、雑談を書きます。
今日は、弁護士と相談することになった際に、最大の成果が得られる方法について書こうと思います。弁護士に相談する際のコツとも言えます。
 
その秘訣は、一言でいうと「事実をありのままに話すこと」です。
何だそれだけのことか、と感じる向きもあるでしょうけど、実はこれが難しいことなのです。
 
最初から明らかに、弁護士にウソをつく人も、決して少なくありません(例:本当は不倫しているのに、「していない」という)。
もっとも、これらの人たちは決して、弁護士に悪意があって騙してやろうとしているわけではありません。弁護士にそう言っておけば、そのように言いくるめてくれると信じているのです。
 
しかし、弁護士とは、黒を白と言いくるめるのが仕事なわけではなく、法律と証拠に基づいて正当な主張を行うことが本分です。
そもそも、どんな事件であれ、ウソをつき通すことは困難です。「完全犯罪」というのが現実にはまずあり得ないように、人がやったことには必ず何らかの痕跡(つまり証拠)が残ります。ウソをつく人は、その証拠からは説明がつかないような不合理な弁解をします。
 
私も弁護士を10年ほどやっていると、依頼者がウソを言っているかどうかはだいたいわかるようになりました。その場合どうするかというと、「あなたウソ言っているでしょ」とは、さすがに言いません。相談に来た人は「お客さん」でもあるわけだし、何より「ウソでしょ」と言ったところで、頑なになるだけです。
 
仕方ないので、「あなたのその言い分は、裁判では通らないと思います」と告げて、それでも言い分が変わらなければ、裁判でもその通り主張することになります。そしてたいていは負けます。
 
自分に不利な事実があるときは、それをウソで隠すことなく、そのまま伝えるべきなのです。それなら弁護士も、それを前提として、まだ何らかの弁護のしようがあるのです。
 
と、書き出してみたら色々と他にも書きたいことが出てきましたので、パート2に続きます。
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