大阪市西区・南堀江法律事務所のブログです。
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この10月をもって、私が弁護士登録をして10周年となりました。
私も弁護士としてまだまだこれからの若輩者であり、知らないこと、これから勉強すべきことは、たくさんあります。それでも、弁護士登録後すぐのころと、今とでは、仕事ぶりには相応に違いが出てきたと思っています。
この10年で、自分自身、どこか進歩したところはあるか、と問われると、一つだけ言えるかなと思うのは、「わからないことはわからないと、はっきり言えるようになった」ということです。
弁護士である以上、日々いろんな法律相談を受けるわけですが、最初のころは、知らないことを聞かれたとき、「これを知らないのは恥ずかしいのではないか」という懸念があって、知っているふりをしながら曖昧に回答することも、なくはなかったです。
しかし、どんな仕事でも同じだと思うのですが、弁護士も10年やっていると、たいていの事件や相談は、すでに過去に同じようなケースを扱っている。だから、自身が経験した実例を踏まえて、回答することができます。
近年、たいていの知識はインターネットで検索すれば、それなりのことはわかるのですが、「こういうケースは実際に裁判するとこうなる」といった実体験というのは、なかなかネットでは伝えにくいと思います。弁護士の強さというのは、多くの事件を、その当事者とともに体験し、実際に解決したという、その点にあると思います。
もちろん、あらゆる分野に私が対応できるわけではなく、たまには知らない問題も出てきます。ただ、弁護士として当然知っているべき基本的な事柄と、知らなくても恥ずかしいことではない特殊な領域の事柄というのは、だいたい区別できるようになりました。
そして、わからないときは、上記のように、自信を持って「わからない」と言うわけです。そのわからない理由にも色々ありますので、もちろんそれも相談者に説明します。
本当に私が全く知らない場合は(滅多にありませんが)、相談料金は取らずに、別の弁護士を探すように言います。そのほか、法律の解釈が分かれているため結論が微妙だとか、弁護士でなく役所にでも問い合わせたほうが良いとか、いろんな場合があります。
私たちは一応法律のプロなので、法律に関することは、専門家以外の人にでもわかるように伝えるのが職責だと思っています。もしそれができない場合は、できないことを明確に伝えるのと、できない理由を説明すべきだと思っています。それがせめてものプロの良心であると。
そんなことを思いながら、11年目も日々の業務に邁進していきたいと考えております。
当ブログと当事務所を今後ともよろしくお願いします。
私も弁護士としてまだまだこれからの若輩者であり、知らないこと、これから勉強すべきことは、たくさんあります。それでも、弁護士登録後すぐのころと、今とでは、仕事ぶりには相応に違いが出てきたと思っています。
この10年で、自分自身、どこか進歩したところはあるか、と問われると、一つだけ言えるかなと思うのは、「わからないことはわからないと、はっきり言えるようになった」ということです。
弁護士である以上、日々いろんな法律相談を受けるわけですが、最初のころは、知らないことを聞かれたとき、「これを知らないのは恥ずかしいのではないか」という懸念があって、知っているふりをしながら曖昧に回答することも、なくはなかったです。
しかし、どんな仕事でも同じだと思うのですが、弁護士も10年やっていると、たいていの事件や相談は、すでに過去に同じようなケースを扱っている。だから、自身が経験した実例を踏まえて、回答することができます。
近年、たいていの知識はインターネットで検索すれば、それなりのことはわかるのですが、「こういうケースは実際に裁判するとこうなる」といった実体験というのは、なかなかネットでは伝えにくいと思います。弁護士の強さというのは、多くの事件を、その当事者とともに体験し、実際に解決したという、その点にあると思います。
もちろん、あらゆる分野に私が対応できるわけではなく、たまには知らない問題も出てきます。ただ、弁護士として当然知っているべき基本的な事柄と、知らなくても恥ずかしいことではない特殊な領域の事柄というのは、だいたい区別できるようになりました。
そして、わからないときは、上記のように、自信を持って「わからない」と言うわけです。そのわからない理由にも色々ありますので、もちろんそれも相談者に説明します。
本当に私が全く知らない場合は(滅多にありませんが)、相談料金は取らずに、別の弁護士を探すように言います。そのほか、法律の解釈が分かれているため結論が微妙だとか、弁護士でなく役所にでも問い合わせたほうが良いとか、いろんな場合があります。
私たちは一応法律のプロなので、法律に関することは、専門家以外の人にでもわかるように伝えるのが職責だと思っています。もしそれができない場合は、できないことを明確に伝えるのと、できない理由を説明すべきだと思っています。それがせめてものプロの良心であると。
そんなことを思いながら、11年目も日々の業務に邁進していきたいと考えております。
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