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大阪市西区・南堀江法律事務所のブログです。
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このところ、刑事裁判ネタが続いていますが、多くの方にとって「ありがた迷惑」(または単なる迷惑)ながらも今後は身近なものにならざるをえないものとして、裁判員制度の話を続けます。

最近、最高裁長官が任期満了で交代し、新長官として竹崎博充氏が就任しました。
全国の裁判所のトップである最高裁判所は15名の裁判官で構成され、うち一人が最高裁判所の長官となります。まさにトップの中のトップであり、「三権」つまり立法・行政・司法のうち司法権の最高峰の存在です。

この竹崎氏の前任は東京高等裁判所の所長です。
普通は、最高裁判所の判事の一人として迎えられて、そのあとしばらくして長官に上り詰めるのですが、この方は最高裁判事を経ずにいきなり長官になりました。

やや異例の人事となったのは、この方が長年、刑事裁判の経験をしてきており、裁判員制度の創設にも関わったということが大きな理由のようです。今後、裁判員制度がうまく機能するように舵取りが求められているのでしょう。

ちなみに、今回入れ替わりに退任した前長官の島田仁郎氏ですが(旧ブログでもネタにしましたが私の司法修習生時代の研修所長官だった人です。そういう話はこちら)、この人も、本来は長官候補ではなかったのが、刑事裁判に強いということで最高裁判事になってすぐに長官に抜擢されました。

裁判員制度がここ数年の最高裁人事をも左右しているわけで、最高裁がいかにこの制度の施行に必死になっているかが想像できます。

と、裁判員制度の話をしようと思ったら人事のウラ話になってしまいました。
竹崎新長官と、これから始まる裁判員制度のもとで、刑事裁判はどのようなものになっていくのか、新長官は注目すべき発言をしているのですが、その肝心な話は次回以降に譲ります。
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