忍者ブログ
大阪市西区・南堀江法律事務所のブログです。
[46]  [45]  [44]  [43]  [42]  [41]  [40]  [39]  [38]  [37]  [36
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

唐突な話ですが、人はよくウソをつきます。
弁護士は常に人のウソに接しないといけない仕事でして、訴訟の相手方だけでなく、依頼者からもウソをつかれます。

依頼者が弁護士に対して、悪意で意図的にウソをつくことはさすがに少ないとしても、事実を自分に有利なほうに曲げてしまうとか、不利な事実を隠すとかいったことはザラにあります。

そんな話は機会があればまた書くとしますが、今日の朝刊(産経7日など)で、前々回で触れた、バス内で女性を触って現行犯逮捕されたという裁判官のことが出ていました。

その後この裁判官は「準強制わいせつ罪」で起訴されたとのこと。
強制わいせつというのは人の体を無理やり触る犯罪ですが、被害者が眠っている場合は無理やりも何も、眠っててわからない。この場合は「準強制わいせつ」となる。罪の重さは同じです(6月以上10年以下の懲役)。

起訴後は保釈されたと書かれていますが、ということは、逮捕され(72時間)勾留されて(20日間)、しばらくは警察署の留置場にいたことになります。

で、肝心な話はこの裁判官、触ったのか触ってないのか、ということです。
現行犯逮捕された当初は「触っていない」と否認していたそうですが、現在はやったことを認めて「反省している」らしい。福岡高裁は最高裁に対し、「罷免(ひめん=クビ)」が相当として報告をあげたとか。

何だ、触ってたのか。

この一件に関して「逮捕の理由と必要性」についてあれこれ書きましたが、触ってたのなら仕方ないかな、といった気持ちです。逮捕現場のことは想像するしかないですが、この裁判官、状況からして言動が相当あやしかったか、顔が相当スケベそうだったかのどちらかでしょう。

ということで、裁判官ですらとっさにウソをつくことがある。
弁護士に相談にくる依頼者がウソをつくのはやむをえないことであって、そこは弁護士が見抜かないといけないのだなと改めて思いました。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
お知らせ
一時的に戻ってきました。 左上に「裏入口」という小窓が出てくるかも知れませんが、当ブログとは関係ありません。おそらくアダルトサイトへの入口なので、クリックしないでください。
現在の来訪者数
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]