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大阪市西区・南堀江法律事務所のブログです。
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先日、週末に妻と子と散歩がてら近所の商店街まで行ったとき、近くの病院に子連れの母親で人だかりができているのを見ました。ちょうど新型インフルエンザのワクチンの優先接種が開始された時期でした。

 
私ごとの話が続きますが、うちの息子はあと1か月で1歳になります。
予防接種の類は、役所で勧められた最低限のものだけにして、インフルエンザの予防接種は受けていません。どうしようか考えているうちに時期を逸した、というのが実情ですが、それだけでなく、効果のほどに疑問を感じているのが大きな理由です。
 
予防接種をしても感染を必ず防げるわけではなく、聞いたところでは、「感染した際の重症化の可能性を低める」ということでしかない。
とすれば、子供の食事や睡眠などの健康管理をきちんとするといった、当たり前のことを続けるのと、効果の面で大した差はないはずです(子供の健康管理はもっぱら妻に任せてしまっていますが)。
 
それだけではなく、薬や注射というものには、副作用がつきまといます。
憲法や行政法の教科書にはたいてい、予防接種を受けた子供に死亡や後遺症などの重篤な副作用が生じ、国が補償金を出した、という判例が紹介されています。

一説には、予防接種による副作用は、どんなに注意しても一定数は必ず生じてしまうもので、「悪魔のくじ引き」とも言われていると、何かで読んだ記憶があります。
現に最近、接種を受けた高齢者が何人か死んだとか、外国製のワクチンで副作用の報告が出たとかいう報道に接しました。
 
このように、感染を確実に防げるわけでもないし、却って一定の確率で副作用が生じるというのであれば、接種を受けない、というのも合理的な選択であるように思えます。
 
さて、うちの子の予防接種の話を長々続けてしまいましたが、それは本題でなく、ワクチンに群がる人たちの心理が、ちょっと理解しがたいということを言いたかったのです。
 
「健康」とか「幸福」といった目的の実現のためには、いくつもの方法が存在しえて、そのいずれにもメリット・デメリットがある。私たちは、自分でそれを考えて、いかなる方法を取るかを決めないといけないのだと思います。
 
インフルエンザの予防という目的のためには、予防接種が唯一で絶対の方法ではなく、むしろ副作用などのデメリットもある。その良し悪しを考えて、接種するか否かを判断し、その結果に責任を持つ。
予防接種をしないせいで子供が重いインフルエンザにかかるかも知れないし、接種したせいで副作用が生じるかも知れない。でもその結果は親が受け止めないといけない。

ただ単にワクチンに群がるのは、一種の思考停止であるように思えます。
 
同じことは、最近の「これをやれば頭が良くなる」といった脳科学ブームや、少し前の話なら「納豆でやせる」というガセ情報で納豆が品薄になってしまった、という話にも言えます。
一定の情報にすぐ乗せられてしまうのは、誰かが情報操作をしようと意図した際に、非常に危険な事態になりうると思うのです。
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