大阪市西区・南堀江法律事務所のブログです。
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(重たいタイトルですが今回は雑談的な内容です)
民主党の小沢幹事長が追い詰められつつある感じです。政治資金規正法違反で、側近の国会議員や秘書が逮捕されました。
この事件の何が問題なのか。政治資金規正法は以前少し勉強したことがありますが、ややこしい法律なのであまりよく理解していません。
要するに、小沢さんは億単位のカネをもらってきちんと記録に留めていなかった疑いがあり、政治資金の範囲として許容されないカネを受け取っていたかも知れないということです。
最近の小沢さんは、マスコミにこの問題に関して聞かれても、非常に怖い顔をして黙りこんでいます。昨年の総選挙の前の民主党のテレビCMでは、あふれんばかりの笑顔で全国行脚していたのに、あれはウソだったのか、という思いです。
同様に、総選挙直後のころは、新しい政治に向けての理想を、あれほど朗らかに語っていた民主党の新人議員たちも、この問題に対して聞かれると頑なに沈黙しています。
政治というのは、それに関わる人々の人相を悪くしてしまう何かがあるのでしょう。
小沢さんは、今回の検察による側近の逮捕に対し、「これでは民主主義が危うい」といった趣旨の発言をしたそうです。
自分たちは総選挙で国民に選ばれた者だ、しかるに検察は司法試験に受かって官僚機構に入っただけの役人じゃないか、という意識があるのだと思います。
たしかに小沢さんたち民主党の人々は、昨年の総選挙で国民に選ばれました。
でも多くの国民は、テレビCMの中では全国を駆けずり回っている笑顔の小沢さんを選んだのであって、その小沢さんが実は何億円というカネをきちんと記録もせずに動かしていたり、側近が次々逮捕されてもダンマリを決め込んだりするような人だと分かっていれば、選挙の結果はきっと今と違ったものになっていたはずです。
民主主義をいうのであれば、鳩山さんがここで衆議院を解散し、再び総選挙を行うべきです。
内閣が衆議院を解散するのは慎重であらねばなりませんが、前回の選挙で争点にならなかった新たな問題が生じたときは、解散権の行使が正当化できると、たいていの憲法の教科書には書いています。今回は、小沢さんをめぐる政治とカネという、新たな問題が出たときにあたります。
小沢さんはかつて司法試験の受験生で、最終合格はしなかったけどマークシート試験には受かっているらしいので、それくらいは読んで知っているでしょう。それをして初めて、民主主義を唱えても許されるのだと思います。
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