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大阪市西区・南堀江法律事務所のブログです。
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最近やたらと、新聞一面の見出しにデカデカと「山内」の文字が載っているので、私(山内)は一瞬ぎょっとするのですが、よく見てみると「鳩山内閣」でした。

そんな話はどうでもよく、と言いながらも、どうでもいい話を続けようとしています。

前回、破産手続き中の人が民主党から国会議員になった話について触れましたが、ツッコミ所の多さでは、同じく民主党の比例当選の田中美絵子議員が一番でしょう。

当選後に判明した経歴は、「コスプレ風俗ライター」をしていて、映画でヌードも披露したことがあると。
週刊誌などによりますと、コスプレ風俗ライターとは、風俗店の紹介記事を、その手の雑誌に自分のコスプレ写真付き(毎回変わる)で掲載するという仕事だそうです。
他にそういう「職業」の人がどれくらいいるのかは知りません。

かつて、補欠選挙で民主党から当選した太田和美という議員が、元キャバクラ嬢だったと発覚したことがありました。
そのときにも旧ブログで書きましたが、私はキャバ嬢やホステスという職業を尊敬しております(私なら、愚にもつかないオッサンのヨタ話を笑顔で聞いてやることなどできない。それができるだけでも、彼女らは尊敬に値する)。隠すような経歴ではない。

だから太田議員が「私はキャバクラで男を手玉に取る方法を学びました。それを国政に活かしたいと思います」とでも言ってくれれば、私もきっとファンになったと思います。
しかし彼女が言ったのは「社会のいろいろな側面を見るため」だとか、「女性として就職難のため」だとか、そういうことだったと記憶しています。

コスプレ風俗ライターの田中議員も、(書く対象はともかくとして)自分の記事で金を稼げるのですから、これはすごい能力です。世の中に自分の文章で稼げる人は、ごくわずかですから。
だから「風俗ライターで培った私の文章能力を、法案作成に活かします」とでも言っておけばよかったのです。

しかし田中議員は、前出の太田議員と同じで、「経済的に困って仕方なくやった時期があった」などと言いました。
世の中、その気になれば何がしかの仕事はあります。本当に「仕方なく」というのなら、なぜ風俗ライターやヌードモデルという、「そんな仕事、探すほうが難しいやろ」という職業にありついたのか、説明すべきです。

太田議員や田中議員の過去の仕事は、たしかに一見キワモノ的なものではあっても、私はある部分では立派な職能だと思っています。
なのに彼女らがあのように言うことで、これらの仕事が「食うに困った人が最後に行き着く最低の職業」というふうに、不必要に貶められてしまうのが問題です。

職業による差別や性別による差別を本当に問題だと考えるなら、国会議員としてかなり配慮の足りない発言であったと思っています。
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