大阪市西区・南堀江法律事務所のブログです。
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「LEC人気講師ブログ」 だそうです(私自身は長年のマイナー講師だと思っているのですが)。
だからということでもないのですが、これまで、司法試験教育のあり方、特に「詰め込み」教育の是非について、まとまらない話を書きまして(4月1日記事 と 4月8日記事)、その続きを書こうと思います。
どんな世界でも、「プロ」になるためには、合計10,000時間の練習をする必要がある、
という話を聞いたことがあります。
この話、誰が言い出したか、またどれだけ実証的根拠に基づくものかは知りませんが、これまで新聞のコラムなどで複数、この話に言及しているのを見ましたし、ネットで検索してみても何万件とヒットするので、きっと広く受け入れられた話なのでしょう。
私自身は、法律のプロたる弁護士になるために、どれくらい「練習」(勉強)したか。
上記4月8日記事にも書きましたが、約2年間、受験勉強をし、1日12時間とかそれ以上に勉強していた日もありましたが、一方でたまには勉強をしない「休日」もあったので、平均すれば1日10時間ということにしておきます。
ですから1年で3,650時間、2年で7,300時間。正確には2年と数か月は勉強していたので、合計しておそらく7,500~8,000時間の勉強時間でしょう。
その後さらに、司法研修所で1年半の司法修習を受ける。
朝9時ころから夕方5時まで、講義を聴いたり、実地研修で法廷に座ったりして、時には半分寝ていることもあったので、これをどの程度「練習」時間と見ていいかは問題ですが、予習・復習の時間も含めると、まあ、1年半で2,000時間(1日あたり3~4時間)くらいはやったことにはなるかと思います。
駆け出しの弁護士になるにも、10,000時間相当の勉強は必要ということです。
もちろん、10,000時間の中身も重要です。
司法試験に限らず各種試験の受験生に多いと思われるのは、講義を聴いているだけで勉強した気になって安心してしまう人です。
しかしいかに講義の上手な名講師でも、聞くだけで試験に受かるという講義はあり得ない。聴いたことを自分で復習して身につけて、試験本番と、その後に実社会に出たときに使いこなせるようにしないといけない。
講義を聴いているだけで終わるのなら、もはや練習時間とは言えない。
法科大学院の講義を、私は聴いたことがないのですが、それがいかにすばらしくても、講義だけでは試験に受からないし、法律をつかいこなすプロにはなれない。
スポーツ選手が正しいフォームの練習を繰り返すがごとく、司法試験の場合は、法的知識を繰り返し読み込んで頭に入れて、いつでもつかいこなせるようにする「練習」が必要です。これすなわち「詰め込み」です。
「詰め込み」に否定的なニュアンスを感じてしまう人でも、「練習」と言えば、誰もその必要性を否定しないでしょう。2つは同じことです。
だから、「司法試験教育に詰め込みはダメ、法科大学院では詰め込みでない教育をする」と、一部の法科大学院関係者が言うのは、そもそも間違っているし、また一部の受験生には「講義を聴いているだけで受かる」式の誤解を生むおそれをも含むと思っています。
また、思いついたころに続きを書きます。
「LEC人気講師ブログ」 だそうです(私自身は長年のマイナー講師だと思っているのですが)。
だからということでもないのですが、これまで、司法試験教育のあり方、特に「詰め込み」教育の是非について、まとまらない話を書きまして(4月1日記事 と 4月8日記事)、その続きを書こうと思います。
どんな世界でも、「プロ」になるためには、合計10,000時間の練習をする必要がある、
という話を聞いたことがあります。
この話、誰が言い出したか、またどれだけ実証的根拠に基づくものかは知りませんが、これまで新聞のコラムなどで複数、この話に言及しているのを見ましたし、ネットで検索してみても何万件とヒットするので、きっと広く受け入れられた話なのでしょう。
私自身は、法律のプロたる弁護士になるために、どれくらい「練習」(勉強)したか。
上記4月8日記事にも書きましたが、約2年間、受験勉強をし、1日12時間とかそれ以上に勉強していた日もありましたが、一方でたまには勉強をしない「休日」もあったので、平均すれば1日10時間ということにしておきます。
ですから1年で3,650時間、2年で7,300時間。正確には2年と数か月は勉強していたので、合計しておそらく7,500~8,000時間の勉強時間でしょう。
その後さらに、司法研修所で1年半の司法修習を受ける。
朝9時ころから夕方5時まで、講義を聴いたり、実地研修で法廷に座ったりして、時には半分寝ていることもあったので、これをどの程度「練習」時間と見ていいかは問題ですが、予習・復習の時間も含めると、まあ、1年半で2,000時間(1日あたり3~4時間)くらいはやったことにはなるかと思います。
駆け出しの弁護士になるにも、10,000時間相当の勉強は必要ということです。
もちろん、10,000時間の中身も重要です。
司法試験に限らず各種試験の受験生に多いと思われるのは、講義を聴いているだけで勉強した気になって安心してしまう人です。
しかしいかに講義の上手な名講師でも、聞くだけで試験に受かるという講義はあり得ない。聴いたことを自分で復習して身につけて、試験本番と、その後に実社会に出たときに使いこなせるようにしないといけない。
講義を聴いているだけで終わるのなら、もはや練習時間とは言えない。
法科大学院の講義を、私は聴いたことがないのですが、それがいかにすばらしくても、講義だけでは試験に受からないし、法律をつかいこなすプロにはなれない。
スポーツ選手が正しいフォームの練習を繰り返すがごとく、司法試験の場合は、法的知識を繰り返し読み込んで頭に入れて、いつでもつかいこなせるようにする「練習」が必要です。これすなわち「詰め込み」です。
「詰め込み」に否定的なニュアンスを感じてしまう人でも、「練習」と言えば、誰もその必要性を否定しないでしょう。2つは同じことです。
だから、「司法試験教育に詰め込みはダメ、法科大学院では詰め込みでない教育をする」と、一部の法科大学院関係者が言うのは、そもそも間違っているし、また一部の受験生には「講義を聴いているだけで受かる」式の誤解を生むおそれをも含むと思っています。
また、思いついたころに続きを書きます。
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