大阪市西区・南堀江法律事務所のブログです。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
中央大の事件の続きを書こうと思っていたのですが、久々に法律ネタも書きたいので、この続きは後回しにします。
おととい、大阪地裁に行くと報道陣がいつにも増してたくさん来ていて、あとで知ったのですが小室哲哉の詐欺事件の初公判が開かれていたとか。
今さらながらこの事件の話なのですが、小室の借金がかさんだ要因にはいろいろあれど、その一つとして、前妻に対する10数億円程度の慰謝料の負担があったと言われています。
この人の慰謝料がなぜこんな高額になったのか、そもそも慰謝料とはどうやって決まるのか、そういう根本的なところに触れてみたいと思います。
慰謝料とは、精神的苦痛に対する損害賠償のことです。
ですから離婚の際の慰謝料とは、婚姻生活を破綻させて相手の心を傷つけたことを償うために支払います。
慰謝料は男が払うもの、と思っている方もおられますが明らかな間違いで、あくまで、婚姻生活を破綻させた原因を作った側が払います。ただ、婚姻破綻の最も多い原因は男の浮気なので、たいていは男が払うことになっているだけです。
ではその金額はどうやって決まるか。
協議離婚の際は夫婦の合意で決まります。決まらない場合は、家庭裁判所での調停や裁判を通じて決められることになります。
裁判離婚をしたら判決によって慰謝料の金額が宣告されるわけですが、その際の基準としては、どのくらい悪いこと(浮気や暴力など)をしたかとか、婚姻年数や子供の有無といったことが考慮されます。
私の狭い経験では、離婚慰謝料はだいたい200万円から500万円くらいです。
お互いにさしたる原因もなく、「性格の不一致」というだけだと、ゼロ円という判決もあります。
では、小室の10数億という異常に高い金額は何なのかというと、これはあくまで協議離婚の際の合意で決まったものです。裁判離婚していたとしたら、決してそんな金額にはなりません。
でも小室としては、新しい愛人(今の奥さん)と早く結婚したいし、お金はいくらでも積むから別れて欲しいと頼んだわけです(金持ちにはそれができる。著名人・芸能人の慰謝料が高くなるのはそのためです)。
協議離婚の場合は、裁判所の相場に縛られないので、お互いが納得しさえすれば、ゼロ円でも100億円でもよい。そして合意をしてしまった以上は、いわば「契約」と同じでそれを守って支払う義務が生じる。
慰謝料の合意はよくよく慎重にしないといけないというわけです。
あとそれから、たまに若い女性が「金持ちと結婚して離婚裁判して慰謝料をふんだくる」とか言ってるのを聞きますが、そういう人は、むしろ妻側が婚姻破綻の原因を作ったということで逆に慰謝料をふんだくられてください。
おととい、大阪地裁に行くと報道陣がいつにも増してたくさん来ていて、あとで知ったのですが小室哲哉の詐欺事件の初公判が開かれていたとか。
今さらながらこの事件の話なのですが、小室の借金がかさんだ要因にはいろいろあれど、その一つとして、前妻に対する10数億円程度の慰謝料の負担があったと言われています。
この人の慰謝料がなぜこんな高額になったのか、そもそも慰謝料とはどうやって決まるのか、そういう根本的なところに触れてみたいと思います。
慰謝料とは、精神的苦痛に対する損害賠償のことです。
ですから離婚の際の慰謝料とは、婚姻生活を破綻させて相手の心を傷つけたことを償うために支払います。
慰謝料は男が払うもの、と思っている方もおられますが明らかな間違いで、あくまで、婚姻生活を破綻させた原因を作った側が払います。ただ、婚姻破綻の最も多い原因は男の浮気なので、たいていは男が払うことになっているだけです。
ではその金額はどうやって決まるか。
協議離婚の際は夫婦の合意で決まります。決まらない場合は、家庭裁判所での調停や裁判を通じて決められることになります。
裁判離婚をしたら判決によって慰謝料の金額が宣告されるわけですが、その際の基準としては、どのくらい悪いこと(浮気や暴力など)をしたかとか、婚姻年数や子供の有無といったことが考慮されます。
私の狭い経験では、離婚慰謝料はだいたい200万円から500万円くらいです。
お互いにさしたる原因もなく、「性格の不一致」というだけだと、ゼロ円という判決もあります。
では、小室の10数億という異常に高い金額は何なのかというと、これはあくまで協議離婚の際の合意で決まったものです。裁判離婚していたとしたら、決してそんな金額にはなりません。
でも小室としては、新しい愛人(今の奥さん)と早く結婚したいし、お金はいくらでも積むから別れて欲しいと頼んだわけです(金持ちにはそれができる。著名人・芸能人の慰謝料が高くなるのはそのためです)。
協議離婚の場合は、裁判所の相場に縛られないので、お互いが納得しさえすれば、ゼロ円でも100億円でもよい。そして合意をしてしまった以上は、いわば「契約」と同じでそれを守って支払う義務が生じる。
慰謝料の合意はよくよく慎重にしないといけないというわけです。
あとそれから、たまに若い女性が「金持ちと結婚して離婚裁判して慰謝料をふんだくる」とか言ってるのを聞きますが、そういう人は、むしろ妻側が婚姻破綻の原因を作ったということで逆に慰謝料をふんだくられてください。
PR
この記事にコメントする
お知らせ
一時的に戻ってきました。
左上に「裏入口」という小窓が出てくるかも知れませんが、当ブログとは関係ありません。おそらくアダルトサイトへの入口なので、クリックしないでください。
現在の来訪者数
リンク
最新記事
(09/08)
(01/24)
(01/06)
(01/06)
(01/02)
(08/02)
(07/30)
(07/28)
ブログ内検索
アクセス解析