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大阪市西区・南堀江法律事務所のブログです。
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大阪やその周辺でタクシー強盗が相次いでいます。なぜ大阪ばかり、と思っていたら、タクシーの構造に一つの原因があるようです(産経8日夕刊など)。

たしかに、東京地裁などに行った際に東京でタクシーに乗ると、けっこう驚きます。
運転席と後部座席が透明のアクリル板で仕切られている。ついでに後部座席には小さいモニターがあって、テレビ番組とか、広告映像を写している。何だか、アメリカ映画に出てきそうな近未来のタクシーって感じだなと思ったことがあります。

大阪のタクシーには、仕切り板のないものが多い。モニターみたいな気の利いたものはない代わり、運転手がやたら話しかけてくる。
タクシー会社によっては、ポケットティッシュとか、今の時期なら新年用の名刺サイズのカレンダーとかをくれたりする。アメとかチョコレートをくれることもある。

こういうのは、たまにうっとうしいこともありますが、大阪の人間のサービス精神の表れとして、基本的には微笑ましいものと受け取っています。
(ただしアメは要らん。特に、これから食事というときとか、のどが渇いていて一口目にビールが飲みたいというときに、口にアメを入れたくない。タクシー関係者は考慮されたい。って見てないでしょうけど)

そして、運転手と利用客の、この距離の近さが、後部座席から運転手を狙うという強盗の手口が多発する原因となっているわけです。
大阪のタクシー会社も後部座席との間に仕切り板を設置する検討を始めているらしい。私としては非常に残念な気持ちです。

うちではちょうどこの元旦に子供が産まれたために、正月3が日は自宅と産科病院を行き来することに明け暮れましたが、タクシーをひろって病院名を告げると、「奥さんがおめでたですか?」と運転手が声をかけてくるわけです(産科専門の病院なので)。
で、「ええ、元旦に産まれまして」「いや~そらめでたいことですなあ~!」なんていう会話になって、それがまた嬉しかったりしたのです。

そこにアクリル板が入ることで、雰囲気はちょっと違ったものになるでしょう。たとえは非常に悪いですが、ちょうど、警察署や拘置所で捕まっている人と面会しているような気分になる。

タクシー強盗の被害防止という観点からはやむを得ないと思うのですが、ちょっと残念な、そして不景気か何か知りませんけど強盗などという犯罪に大いに憎しみを感じる年明けではあります。
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